2009年3月7日土曜日

未成年


ドストエフスキー 未成年 新潮文庫

たぶん2年ぶりくらいになるのかな。久しぶりにドストエフスキーを読んだ。カラマーゾフの兄弟、悪霊、罪と罰、そして僕がまだ読んでいない白痴と共に五大作品と呼ばれているらしいこの作品。全体を通じた狂騒的なドライブ感としては罪と罰にも勝るとも劣らない、大傑作でした。毎晩寝る前に2,3時間読んでいたんだけど、最近眠りが浅くて変な夢ばかり見るのはたぶんこいつのせいだったのではないかと思われます。それだけ、がくがくぶるぶる感にあふれていますw。ちなみに僕はこの”がくぶる感”はドストエフスキーによって最高度に高められた表現様式なんじゃないかと勝手に思っています。

これまでドストエフスキー作品を読んで感じたことと重複しているところもあるんだけど、僕はこの作品で彼が主人公を通じて描く家族への心からの愛情に激しく共感できるし、僕は彼が描いた美しい女性像、そして彼女らの存在によって、ある意味勝手にがくぶるして破滅に追い込まれていく男性像が心から大好きです。それに、主人公のキレ具合と愛らしさに関してこの作品を超えるものはそうは存在しないだろうと思います。

なぜってそう思うのかって・・・

なに、仔細はない!!!

2 件のコメント:

  1. 五大作品でこれだけ読んでないけどまた面白そうだね。
    個人的に好きなのは白痴です。社会人になったばっかのころ読んでて毎晩不安な気分にさせられたよw

    ”がくぶる感”とはよく言ったものだね。だいたい2日か3日間くらいの出来事を圧倒的な筆の勢いでまくし立ててくるあの感じ。それにしても毎回ほんっと魅力的なキャラを輩出してくるよねw俺がすきなのはステパン、公爵、ミーチャかな。
    次は地下室の手記買います。

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  2. 俺も地下室の手記読みたいなー!
    実際、今のうちに小説読んでおこうと思って、毎晩寝る前に十分な読書タイムを設けているから。3月中には手をつけるよ!
    ドストエフスキーみたいにのめり込みつつ読みながら素で笑える重厚な文学作品ってあまりないですよねw。この未成年の良いところは、一人称で語る主人公自身が一番がくぶるしてるところなんだよw。言い訳みたいな描写も多いし。突然むかついて途中で描写するのやめたりするから。そこがこの作品にすごい動性を与えてて、物語の構成といい、かなり特異なものになっている気がします。ということでステパンもミーチャも好きだけど、アルカージイもそのラインナップに加えたいなー。

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