3日間の研修が終わり、同期と初めて会い、新居も見に行って、少しずつ4月以降の自分の生活のビジョンができつつある。実のところ、すべてが自分がなんとなく想像していた以上に素晴らしかったので、心から社会人生活にわくわくしています。もうすぐ春ですね。
ニューヨーク街物語「増える新世代シングルマザー」
話は変わって、またまたBS1のこの番組について書きたい気分になりました。ほとんど回し者ですw。実のところ、僕はほとんどBS1しか見ないと言っても過言ではないくらいBS1のファンなのです。だって昼の何時にテレビをつけても大抵世界のどこかの放送局のニュースをやってるし、そのほかの番組も語学や世界のドキュメンタリーが多くて、単純に今何が起こってるのかをウォッチしようとしたり、教養を身につけようと思ったら、これ以上のチャンネルはない気がするから。だから、正直一人暮らしを始める3月末から当面は新聞を購読しないって決めたものの、BSを見られる環境にするかどうかについてはまだ迷っているところです。
今日の番組のテーマはシングルマザー。フォーカスがあてられるのは、いくつかの恋愛を経ても、結婚をするのに理想と思える男性に巡り合えなかったというある女性。彼女は転職を繰り返すたびに昇給し、現在は年収1000万円を超える収入を持つといういかにもニューヨーカーらしいキャリアウーマン。
面白かったのは、彼女がどうやって父親の精子を選んだのかっていう部分。「身体的特徴が、自分の家系に似ていることだけを考えた。」と彼女は言う。もし自分と明らかに見た目が違っていたら、子供がこの先誰かと会うたびに、親についての無用な質問をされるかもしれないと考えたとのこと。そんな彼女は、子供が生まれたときの気持ちをインタビュワーに尋ねられたとき、感極まって泣いてしまっていた。「娘こそが自分の人生の喜びのすべて」だと彼女は言った。今、彼女はまだ5歳くらいの娘に生い立ちをきちんと説明しようと考え、シングルマザーについての絵本を繰り返して読み聞かせているらしい。その絵本には以下のような感じのくだりがあった。
お父さんについて知っているのは、髪の色、目の色、身長、体重だけ。でも、心が優しい人だっていうことも分かる。なぜなら、お父さんが助けてくれなければ、あなたを産むことはできなかったから。
こんな風に子供に真実を伝えるためのきちんとした絵本が充実してるっていうことは、子供に対してもその場しのぎの嘘をつくことなく、誠実であろうっていう姿勢の表れな気がして、個人的にとても感銘を受けました。
そしてもう一つおもしろかったのは家族について。「子供にとって一番必要なのは、家庭が安定していること。どんな境遇であれ、家庭が安定していれば子供は健やかに育っていく」という考えから、彼女は実家で両親とともに娘を育てることにしたらしい。彼女の両親は、どうやら彼女に普通に結婚してもらいたかったみたいだけど、精子バンクを使うことを決めた彼女の固い意志も深く理解しているようだった。今では、積極的におじいちゃんが「父親」の役割を果たしているとのこと。
そして、「家族」のきずなは、身内の外にも広がっている。同じ男性の精子を使って子供を設けた女性にコンタクトをとり、子供同士を兄弟として交流させているとのこと。全く知らなかった一家が今では自分の家族のようになっている。これをextended familyと彼女は表現していた。女性の地位向上によって、一人で子供を育てられる環境ができる。そして、シングルマザーたちが子供のために新しい家族の絆を開拓していくにつれて、社会の中で新しい人と人のつながりができていく。この辺、日本の少子化問題とか、人々のつながりのあり方に対して本当に示唆的な気がします。
それにしても、このシリーズは本当に良いドキュメンタリーです。人間にとって、社会にとって本当に大事なものって何なのか、それを考えるヒントをくれる気がする。普通に学校に行くことだって、両親がきちんと揃っていることだって、結婚することだって、別に本質的なことじゃないのかもしれないですね。普遍的なのは、親が子を心から想うこと、そして人は、それがどんな形であれ、人とのつながりのなかで成長し、幸せを模索しようとするってことだけなのかもしれない。
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