Debris in space -Flying BlindThe Economist
今週のEconomist誌にスペース・デブリ(space debris)の話が載っていた。人が進出したところにはどこにでもゴミが残ってしまうもの。記事によれば、地球の周りを回る10cm以上の物体約18,000個の中で、活動している人工衛星は900しかない。残りは大きく言ってゴミ、つまりデブリということになる。デブリは宇宙におけるミサイル実験や人口衛星の衝突や意図的な破壊、あるいは宇宙飛行士が落し物をすることによって増える。そしてデブリが増えれば増えるほど、各々の衝突の危険が増す―それによって比例級数的にデブリが増えてしまうってことになる。1970年代にはすでにNASAのサイエンティストがこのデブリの衝突の連鎖によって一時的に地球の周囲がごみで埋め尽くされ、何世代にもわたって周回軌道が使用不可能になってしまう危険性を指摘していたとのこと。
Economist誌はこの記事の副題を、the tragidy of the commons meets the final fronteerとしている。Tragidy of commons(コモンズの悲劇)っていうのは誰もがアクセスできる「共有地」が適切な規制やルールなしには自然に荒らされてしまうことを意味する用語。参加者が宇宙(共有地)に自由にゴミを投棄して世界全体にコストを負わせてしまうデブリ問題はまさに典型的な事例でそれが宇宙っていう最後のフロンティアに到達したっていうことですね。記事では、デブリ問題対策として、人口衛星を打ち上げる主体に事故による被害をカバーする保険を買わせることを提案している。つまり、究極的にはデブリを回収するコストをあらかじめカバーさせるってことになるのかな。
僕がこの記事になぜ興味をもったかというと、実はコモンズの悲劇などはけっこうどうでも良くてw、記事が僕の好きなマンガ、プラネテスで描かれている問題をそのまま扱っているからです。時代は2070年代、主人公はスペース・デブリの回収業者で働くサラリーマン...。今から60年後、その設定は現実になるかもしれないですね。そのときには太陽系の資源開発が活発で、そして木星探査なんかもあったりして・・・。
あー、長生きしてみたいw。
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