2009年2月27日金曜日

ベトナムの悲願

ハノイの夜 (February 15, 2009)

上の写真はハノイの中心部、ホアンキエム瑚近くの広場で撮ったもの。この写真にも、ベトナムの長年の悲願の達成が表れているw!

朝日新聞: ベトナム長年の悲願、交通事故死が激減 ヘルメット効果


旅行中、タイからカンボジア、そしてベトナムへ移動して僕らがとても気になったこと、それはベトナムに入国したとたんに、バイクのヘルメット着用者の割合が急増したことだった。ベトナムより豊かなタイではバンコクやその他都市の一定地域内でのヘルメット着用は義務付けられているらしいのだけど、そんなにヘルメットつけてるイメージはなかったなぁ。他の二国に比べて圧倒的に貧しいカンボジアではほとんどの人がノーヘル。こんな状態では、東南アジアでは交通事故死が日本に比べてかなり多いんだろうなぁとなんとなく思っていたんだけど。やっぱりベトナムは他国に比べてきちんと対策を打ち出しているってことだったんだ。それにしても、ヘルメットを着用していなかった理由が「暑い」「髪型が崩れる」っていうのも、気持ちは理解できつつも日本人目線から見たら少し滑稽な気が。この辺の心理について「ヘルメット着用の社会学」みたいな感じで、経済学的、社会学的な研究がされたら面白いかもしれないw。

ちなみに、警察庁の統計
によれば日本における2007年中の交通事故死者数は5,155人。しかもここ10年くらいは毎年減少傾向にあるようです。一方のベトナムではその”悲願を達成した”昨年08年の交通事故死者数が11,243人(一昨年より1557人減)とのこと。ベトナムの人口が日本の約2/3程度であることを考えると、日本と比べてしまえばまだまだ交通事故による死者の比率が高い国っていうことになってしまう。

それならば日本ってそもそも交通事故死が少ないのかなぁと思ってググってみたらこんなデータが出てきた。

交通事故の国際比較

これにはベトナムが載っていないのが残念だけど、説明にはこうある。

交通事故死亡率を見ると、日本は、事故率とは異なって、世界的に見ても非常に低い死亡率となっている。韓国、米国などは日本の2倍の死亡率となっている。もっとも、日本もかつては現在の2倍以上の交通事故死者数だったので、その当時は、現在の韓国、米国と同等の水準の死亡率であった(図録6820参照)。

 交通事故死亡率も全体的には途上国で高く先進国で低い。アラブ首長国連邦やサウジアラビアといった産油国で交通事故死亡率が高いのは、ガソリン代が安く、経済発展度の割に自動車交通が普及しているからであろう。逆に、道路の発達に制約があるフィリピン(群島)や人口の割に道路の少ない香港では、人口当たりの死亡率は低くなっている。

ふむふむ。やっぱり経済発展っていうのは交通事故死数に関わる重要な要因なんですね。一方で、先進国であるアメリカや韓国において事故死亡率がとても高いのが気になります。経済発展はそれだけで交通事故死の減少を約束するわけじゃないってこと。それにガソリン代が安い国で事故死亡率が高いっていうのも面白い要因。去年は上半期にオイルが史上空前の価格まで上がったわけで、ベトナムの交通事故死減少にも、ガソリン価格の高騰が一役買っている可能性があるんじゃないかな。

ベトナムでは、今後も経済発展に伴って、二輪から自動車への乗り換え、公共交通機関の整備、道路やその他交通環境の整備、医療機関の充実など、交通事故死が減っていくポジティブな要素が多い気がするけど、一方で違反の罰則規定を厳しくすることや交通安全教育なども重要だってことを今回の事例は示唆してると思います。僕も最近おじいちゃんに耳タコで言われたし、交通事故には気をつけようっと。

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